小説『フィットネス』

 4月になりました。3月末から1週間ほど、トレーニング指導を担当させて頂いているサッカー部(以前もこのコラムでご紹介した、我が母校です)のオランダ遠征に帯同するなど、相変わらず「貧乏暇なし」を地で行っていますが(?)、何はともあれ、新年度もF Fitness Supportをどうぞ宜しくお願いいたします。  

 新年度の目玉、というわけではありませんが水面下で長らく進めていた企画を、この度やっと形にすることが出来ました。

 トレーナー業界を舞台にした小説の発表です。

 “トレーニング指導員は、世間から見れば「バーベルの担ぎ方を教えるだけの、ちょっと変わった商売」であることを忘れない”という考えを私自身がモットーとしているのは、このコラムをご覧下さっている皆さんもご存知の通りです。
 だからこそこのちょっと変わった、でも必ず人々のお役に立てる我々の仕事をもっともっと世の中に知ってもらいたい。「高いお金を払ってフィットネスクラブに入ってるのに、やる気のないアルバイトスタッフしかいなくて……」、「トレーナーさんに一度見てもらいたいんだけど、なんだかハードルが高そう……」といったことを感じている人たちに、「そんなクラブ、そんなトレーナーばかりじゃないですよ」ということを少しでも伝えたい。こうした想いから、おそらくは日本で初めてのトレーナーを題材にした小説『フィットネス』は生まれました。
(トレーナーを題材にした小説ってないですよね、という話をすると決まって「じゃあ、自分で書けば?」と多くの方がお尻を叩いて……もとい、背中を押して下さったことも大きいですが:苦笑)

 作品の舞台、『ル・ソレイユ・フィットネスクラブ』はもちろん架空の施設ですが、こんなクラブがあればきっと楽しいだろうな、トレーナー/トレーニング指導員という存在もきっと身近に感じてもらえるだろうな、という願いを込めたつもりです。拙い物語ではありますが、手にとって下さった皆様の素敵なトレーニングライフ、フィットネスライフのきっかけにでもなれば、これほど嬉しいことはありません。電子書籍という形式ですし、どうぞお気軽にお楽しみください。

 ……なんだかあとがきみたいですが、本編にも本物の「あとがき」があります(笑)。